アマゾンがテレワーク廃止の衝撃…経営側が効率低下を懸念、それで日本はどうなる?

公開日: 更新日:

 アフターコロナの時代に悩ましい問題だ。

 米IT大手のアマゾン・ドット・コムは16日、世界の全社員に原則として週5日の出社を義務付けると発表した。新型コロナウイルス流行を受け、感染抑制のため在宅勤務を活用していたが、状況改善を理由に2023年5月からは週3日の出社に見直していた。

 アンディ・ジャシーCEO(最高経営責任者)は「過去5年間を振り返っても、オフィスに一緒にいることの利点は大きい」と説明。在宅勤務については、コミュニケーション不足などの問題が指摘されて久しい。アマゾンは巨大IT企業の中では初めて、出社日数をコロナ禍前に戻した。

「アメリカでは従業員に出社を求める企業が増えています。例えば、電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOは2年前、従業員に少なくとも週40時間はオフィスで働くよう求めました。日本でも言えることですが、多くの経営者が出社を前提とした考えを持っており、リモートワークによる効率低下を懸念しているのです」(人事ジャーナリスト・溝上憲文氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    萩生田光一氏は「裏金・壺」で総選挙へ首筋寒く…「高市氏を幹事長に」の恨み節でSNS大荒れ

  2. 2

    小泉進次郎氏が選対委員長起用で迫られる…自民「裏金議員=非公認」の“踏み絵”

  3. 3

    カルロス・ゴーン氏に迫るフランス当局の"包囲網" ヒズボラとイスラエル間で高まる緊張が影響

  4. 4

    石破新総裁は「脱アベノミクス」を貫けるのか…株式市場が“大暴落ショック”で洗礼も庶民は大歓迎

  5. 5

    石破首相や政治団体に対し上脇教授が告発 裏金事件の再調査「石破逃ゲル」では済まない

  1. 6

    石破自民は裏金議員「原則公認」へ…国民愚弄の“手のひら返し”に《反社と変わらない》の痛烈批判

  2. 7

    【独自】石破内閣に早くも「政治とカネ」醜聞! 伊東良孝・地方創生相に政治資金使途隠蔽が発覚

  3. 8

    人手不足で売り手市場の建設業界 “高齢職人”の引退で若手にチャンス到来

  4. 9

    小泉進次郎は「裏金議員の公認」が総裁選の“踏み絵”に…「推薦人40人以上」の背後に森&萩生田が暗躍

  5. 10

    非正規雇用が30年で20.3%→37.1%に…増加は1995年の財界リポート「新時代の日本的経営」がきっかけ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  3. 3

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  4. 4

    ドジャース初戦はパドレスのエース「奪三振マシーン」と対決!大谷とは“浅はからぬ因縁”が

  5. 5

    巨人・菅野智之 完全復活の裏に「格の落ちる相手投手」にぶつける阿部監督の心遣い

  1. 6

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  2. 7

    石破自民が掲げる衆院選公約案に国民冷ややか…「可愛さ余って憎さ百倍」で“石破離れ”が加速

  3. 8

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  4. 9

    悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

  5. 10

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは