新浪剛史代表幹事が株価と円相場の乱高下に“直球発言” ようやく経済同友会らしい歯切れに

公開日: 更新日:

官界通(以下=官) 円相場や株価の乱高下を受け、経済同友会の新浪剛史代表幹事(サントリーホールディングス社長)が記者会見で、企業の成長の阻害要因になっている人手不足への対策や国民の将来不安を解消する社会保障改革をちゃんとしていないから、日本経済が信任を受けていないと指摘したな。

財界通(同=財) 与党・内閣の「政策不在」への批判、と言える。その前には、通常国会で政治資金規正法の強化が中途半端に終わったことにも「信頼回復の取り組みは十分でない」と言い切っている。

■新浪同友会が本格始動

政界通(同=政) あれは、強烈だった。政治資金の透明性を高め、何に使っているのか分かるようにしてほしかった、と不満を明言。「政策活動費の領収書の開示がなぜ10年後なのか。何かを隠そうとしているのかと思うじゃないですか。法律で、透明性について縛ったほうがいい」とまで言った。

 同友会らしい歯切れのいい直球発言が、十数年ぶりに戻ってきた印象だ。

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