著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

WECARS(下)伊藤忠の狙いは自動車アフターマーケットの強化にあり

公開日: 更新日:

 企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)とは何者か。

 外資をまったく入れず、日本政策投資銀行や年金基金、大手金融機関といった国内資金だけで組成する企業再生ファンドの先駆者である。投資した国内企業の再生や成長に基づくリターンを国内の投資家に還元する。再生の手法は投資先企業に役職員を派遣し、既存の役職員と共に再生を目指す、日本的な穏当なやり方を得意とする。

 佐藤雅典社長は1986年一橋大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行(現SBI新生銀行)に入行。ニューヨーク支店で不良債権などローン流動化ビジネスに従事。98年に経営破綻した長銀からゴールドマン・サックス証券に転じ、ここで不良債権処理や企業再生ビジネスを担当したのちに独立。2003年4月、ゴールドマンで企業再生を手がけていたメンバーと共にJWPを設立した。

 22年11月に支援を決めた富山市に本社を置く後発医薬品大手の日医工は品質不正を告発され、21年、富山県から業務停止命令を受けた。22年12月、事業再生ADRによる再生手続きに入った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    石丸伸二氏に若者支持も「上司にしたくない?」…妻や同級生の応援目立った安野貴博氏との違い

  4. 4

    介護保険証も紙廃止→マイナ一本化へ厚労省方針…業界から案の定あがった「時期尚早」の声

  5. 5

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  1. 6

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚会員限定記事

  2. 7

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  3. 8

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  4. 9

    石丸伸二現象の古臭さ…NHK“新たな選挙戦”とヨイショも「強い言葉」「メディア攻撃」に既視感

  5. 10

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪