稲田朋美氏も派閥パーティーキックバックを「税優遇」操作か…自民裏金議員の呆れた悪知恵

公開日: 更新日:

 派閥パーティーのキックバックは個人の所得だからキチンと税金を払え──。国民は裏金自民党に、そう怒っているが、この期に及んで税逃れの自民党議員がゾロゾロ出ている。

 稲田朋美幹事長代理(衆院福井1区)。28日の毎日新聞によれば、稲田氏はパーティーキックバック分を含め202万円を自分が代表を務める政党支部に寄付。稲田氏の「寄付金控除のための書類」には2020~22年で合計202万円を控除対象に記載している。これで所得税の一部を控除される税優遇を受けた。

 さらに稲田氏が代表の政党支部の「政治資金収支報告書」を見ると、稲田個人に毎月16万5000円の事務所使用料が支払われていて、そのうち22年分は「事務所使用料の返還」として198万円が稲田氏から返還されている。個人寄付→政党支部→個人に返還の“入れポン出しポン”でちゃっかり税優遇の収入である。

 自民党では菅家一郎元副復興相がキックバック裏金1289万円を自分が代表の政党支部に寄付をして税優遇の所得にしている。

 そんな性根の自民党議員たち。国会での政治とカネの議論などしらじらしい極みだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    我が専大松戸がセンバツ王者で無敗の横浜に大金星も、達成感、喜びをあまり感じない理由

  2. 7

    永野芽郁「キャスター」“静かにフェードアウト説”一蹴!主演映画も絶好調で“稼げる女優”の底力発揮

  3. 8

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  4. 9

    長嶋茂雄さんは当然のように電車改札を「顔パス」しようとして、駅員に捕まった

  5. 10

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」