日経平均4万円突破で…ETF人気に変化は起きるのか? 日本の株高を支えるのは海外マネー

公開日: 更新日:

 4万円の大台を突破した日経平均株価。日本の個人投資家は上昇スピードが速すぎることを警戒し、いつ大崩れするかと気をもんでいるようだが、相変わらず日本株の買い意欲は強い。

 その原動力が海外からの投資であることはよく知られている。日本の株高を支える海外マネーという構図だが、この際、その内幕がどうなっているのか押さえておくことは無駄にならないはずだ。

 言うまでもなく、海外の投資家が直接、東京エレクトロンやアドバンテストの株を買っているわけではない。中国のように規制で日本株を買えない国もある。海外勢が積極的に買っているのは、“外国籍の日本株上場投資信託(ETF)”だ。現在、日本株ETFは米国、中国、韓国、ドイツなどの海外証券取引所に上場されているが、その人気ぶりがすごい。

 今年1月の主要な日本株ETF20銘柄を集計したところ、売買代金は1日あたり平均12.3億ドル(約1800億円)。1カ月前の23年12月比で2.1倍に達している。こうして積み上がった全世界の日本株ETFの残高は1月時点で、777億ドル(約11兆3000億円)。データをさかのぼれる2002年以降でもちろん最大規模である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  1. 6

    田中圭が永野芽郁と密会していた“妻公認”の仕事部屋…警戒感緩むもバレやすい不倫の痕跡

  2. 7

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  3. 8

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  4. 9

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  5. 10

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから