岸田首相の「パーティー自粛」方針に右往左往…《金の切れ目が縁の切れ目》と自民党のもろさ露呈

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「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」

 2022年7月、青森県八戸市で行われた街頭演説でこう声を張り上げていたのは、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係が指摘されて大臣辞任に追い込まれた山際大志郎経済再生相(当時=55)だった。

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 この時、近代民主主義の原則の一つである「少数意見の尊重」を全く無視した山際氏の発言に批判の声が出ていたが、「生活を良くしたいなら議員にしなくてはいけない」と断言していた与党・自民党が大揺れとなっている。

 理由はもちろん、最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)をはじめとする主要派閥の政治資金パーティーを舞台にした「キックバック」「裏金づくり」の疑惑だ。

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