デビューした「アクティブETF」の魅力とは? 9月に6本が初上場で出だし好調
これまでETF(上場投資信託)といえば、国内では株価指数(インデックス)に連動するものしかなかったが、9月7日、運用会社が銘柄を積極的に選んで運用する「アクティブETF」6本が、東京証券取引所に初めて上場した。
6本の内訳は、独立系のシンプレクスが3本(PBR1倍割れ解消推進、政策保有解消推進、投資家経営者一心同体)、野村アセットが2本(日本成長株アクティブ、日本高配当株アクティブ)、三菱UFJ国際投信が1本(高配当日本株アクティブ)である。
スタートから19日までの8営業日の累積売買代金は、6本合計で200億円。上々の滑り出しである。売買代金・純資産の上位には時宜にかなったテーマのETFが並んだ。ダントツはシンプレクスの「PBR1倍割れ解消推進」で、売買代金は125億円、純資産は61億円。2位は野村アセットの「日本高配当株アクティブ」、3位は三菱UFJ国際投信の「高配当日本株アクティブ」だ。
海外ではアクティブETFの普及が進み、約88兆円のマーケットだ。個人投資家による売買も活発化し、年初から3割近く増加している。