ソニー銀行は期間限定で9% 外貨預金の金利競争が激しくなってきた
外貨預金の金利競争が激しくなってきた。三井住友銀行はパーソナル外貨定期預金(米ドル)の金利を25日から引き上げた。金利は期間によって異なるが、3カ月はこれまでの0.01%から3.70%へ、6カ月.1年は同0.01%から5.30%になる。同行によると、三井住友銀行とSMBC信託銀行で預かる個人の外貨預金残高は、約2兆円に達しているという。外貨預金残高のシェア約3割を占める。
メガバンクで外貨預金の金利を大幅に引き上げたのは同行が最初だが、ネット銀行では、すでに高金利競争が始まっている。
■ソニーは期間限定で9%
たとえば、ソニー銀行では期間6カ月の米ドル定期預金の金利を5%に設定しているが、11月30日まではキャンペーンとして、9%としている。auじぶん銀行も期間6カ月.1年の米ドル預金の金利は5.3%だ。大和ネクスト銀行も円からドル預金に預ける場合、期間6カ月が5.10%、1年が5.60%となっている。
外貨預金を利用する際に注意が必要なのは、為替手数料と為替レートの変動だ。外貨預金は円を外貨に換えて運用するため、預け入れるときと円に戻すときに為替手数料がかかる。