今年は暖冬の予想…日本経済は“二季”になっても生き残れるか? 消費行動の変化で経済混乱
9月も終わりだというのに、うだるような暑さが続いています。朝晩こそ少しは涼しくなっていますが、残暑は厳しいようです。
気象庁の予想では冬は暖冬です。日本は四季があることで景気を下支えしてきました。秋になれば装いは変わり、食卓にはサンマなどの秋魚が並びます。ところが、9月下旬になっても暑いままで、サンマは高級魚のような値上がり。四季をめでるライフスタイルは崩れ、春夏秋冬の3カ月ごとの季節の移り変わりは消えつつあります。
日本は二季になってしまうかもしれません。消費活動の変化により、経済は混乱します。年に4回、衣装替えをしてきたのに、年2回になればアパレル企業の売り上げは減っていくしかありません。食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋……。秋はさまざまに表現されますが、こうした秋が消えかねないのです。
■経済温暖化で永久凍土は融解し…
地球は温暖化が加速しています。原因は、化石燃料の大量消費による二酸化炭素の排出量増加ばかりではありません。メタンガスもかなり影響しています。