日経平均の強気相場は「腕力相場」…悪材料は無視、ベテラン投資家らは“理解不能”とも
この前の3連休に予定されていた地元自治体主催の「なかよしサロン」や茶話会などが急きょ、中止された。各地で学級閉鎖も起きている。新型コロナウイルス感染者数が増加しているからだ。
東京都医師会の尾崎治夫会長は9月12日、新型コロナウイルス患者数の増加を踏まえ、記者会見で「第9波に入っている」として、基本的な感染対策の実施を呼びかけた。
その翌日、大相撲のテレビ中継を見ていると、桟敷席の客は密集状態の中、誰もマスクを着用していない。
9月18日は敬老の日だった。「記憶にありません」と答弁する政治家は認知症なのかな。1994年、国際アルツハイマー病協会は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定。この日を中心に認知症の啓蒙を実施している。
厚生労働省は、全国の100歳以上の高齢者が9万2000人を超え、53年連続で過去最多を更新したと発表した。
このような社会情勢の中、日経平均株価は連日値上がり。ベテラン投資家たちは、なぜ株価が上がるのか理解できないという。まさに大手証券会社の9月中間決算を意識した手数料稼ぎの旧態依然の「腕力相場」、すべての悪材料は無視されるような、何が起きても崩れない強気相場にも見える。