インド株への人気が再燃 背景には相次ぐグローバル企業の大型投資表明が

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 インド株への人気が再燃している。代表的な株価指数であるNIFTY50は、6月下旬に最高値を更新して上昇を続けている。SENSEX指数も、最高値を更新している。

 コロナショックから直近までの上昇率を見ると、日経平均株価は90%程度であるのに対し、NIFTY50は160%に達している。

■企業のインドシフト

 その背景には、企業のインドシフトがある。米中対立が続く中で、サプライチェーンの分散先としてインドが選ばれている。

 たとえば、アップルはインドでのiPhoneの生産を進めているが、ジェトロ(日本貿易振興機構)によると、過去2年間で約10万人の雇用を生み出し、クックCEOがさらに10万人の雇用を約束しているという。インドでは今年4月にニューデリーとムンバイにアップルストアの直営店がオープンし、生産だけでなく、消費拡大にも期待している。ほかにもアマゾンが2030年までに150億ドル(約2兆1000億円)の追加投資を表明、テスラも新工場の建設が見込まれるなど、グローバル企業が相次いで大型投資を表明している。

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