運気を下げる住宅って本当にある? 5万以上の競売物件を見てきた不動産ソムリエに聞いた
深澤朝房さん(不動産ソムリエ)
何をやってもうまくいかない、持病もないのに体調がすぐれない。その原因は家かもしれない。「家は毎日長い時間を過ごす場所。家の地歴・地形・地相・家相によって、住む人の運気を上げたり下げたりするのです」というのは不動産仲介会社サンフェル代表で日本唯一の“不動産ソムリエ”を名乗る深澤朝房氏。運気を上げる家の選び方とは?
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──家で運気が変わると気づいたきっかけは?
私は5万以上の競売物件を見てきました。銀行にローンが払えなくて取り上げられた家です。そういう物件には共通点があります。それが地歴、地形、地相、家相です。競売物件はどれも非常に良くありませんでした。もしかしたら、これらが住む人の運気を下げて、ローン破綻してしまったのではないかと考えるようになったのです。
──地歴とは何ですか?
土地の歴史です。人間で言ったらプロフィルです。どこで生まれて親は誰なのか。あと社会人としてどこの会社に勤めていたのか。土地にもそうした履歴があります。例えばガソリンスタンドの跡地だった場所。有害物質が残っている可能性があるので、その上に立つ家で長期間暮らすと病気になる確率が高まります。また、もともと田んぼの土地は地盤が緩いので、家が傾くリスクがあります。墓地だったところもトラブルが多いですね。迷信と思われがちですが、事件事故の起こった家の地歴を調べると、やはり元墓地だったということが多いのです。