村山治
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村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。

【東京佐川急便事件】異聞(32)検察の警察不信。原因は「金の茶釜」?

公開日: 更新日:
稲川会関連は警視庁が担当(C)共同通信社

 政界や地下社会に巨額資金を垂れ流した疑いがもたれた東京佐川急便。トップの経営をめぐる刑事責任を追及し贈収賄など他の犯罪の有無を確認するには、まず商法の特別背任容疑でトップらの身柄を押さえ、経理捜査で金の流れの全容を解明するのが最もオーソドックスな捜査手法だ。

 警視庁が提…

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