日本電気硝子×セントラル硝子 住宅、自動車、ケータイなどで活躍するガラス業界を比較
あ~ヤバいかも――。手から滑り落ちたスマホの画面にヒビが入った。機種変更してからまだ1年もたっていないのに……。そんな経験をした人は大勢いるでしょう。
スマホの画面に限らず、タブレットやスマートウオッチ、テレビなど薄型パネルディスプレー(FPD)には、FPD用ガラスが使われています。
今回はガラス業界の「日本電気硝子」と「セントラル硝子」の社員待遇を比較してみます。
日本電気硝子は1949年の設立。本社は滋賀県大津市にあります。FPD用のガラス製造大手で、韓国、台湾などの液晶パネルメーカーが主な顧客です。ガラスファイバー、電子デバイス用ガラス、医療用ガラスなど幅広く手掛けています。
セントラル硝子は1936年設立です。本店を山口県宇部市に置いています。設立の目的はソーダ製品の製造・販売でした。58年にガラス事業に進出。現在はガラスと化成品の2つの事業を展開しています。建築・住宅用ガラス、自動車用ガラスなどを扱っています。
業績はどうでしょうか。売上高は日本電気硝子が3246億円(2022年12月期=連結)、セントラル硝子が1693億円(23年3月期=同)。営業利益は262億円と168億円、純利益は282億円と425億円となっています。