雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人
マセラティ グレカーレのエロさよ！ 新イタリアンSUVの艶めかさはひと味違う
マセラティ グレカーレ（車両価格：￥9,220,000／税込み～）
もはや百花繚乱ともえるプレミアムSUV界。この成功者向けのハイト系高級車は2000年のBMW X5を皮切りに、特に2002年に初代ポルシェ カイエンが出てからは人気大爆発！ その後ポルシェは弟分のマカン、BMWはX4やX3やX2やX1に大型X7、X6まで出し、メルセデスも伝統の本格クロカンGクラスはもちろん、小さい方からGLA、GLB、GLC、GLE、GLSと連発。今やロールスロイスやベントレー、ランボルギーニにあのフェラーリまでスーパーハイクラスSUVを出す始末だ。価格帯も1000万円弱からオーバー4000万円台と、果てしなく広くかつお高い。
とはいえ、スポーティで走りが良く、皆が欲しがるプレミアムSUVといえば王道はポルシェのカイエンやマカン、もしくはBMW&メルセデス系だろう……そう思ってたところに、意外にアリなイタリアンSUVが登場した。
ソイツが今春本格納車スタートの新型マセラティ「グレカーレ」。同ブランドのSUV参入は少し遅めで、2016年にラージ系レヴァンテが上陸。しかしコチラはコチラでセクシーだが、日本では若干大きすぎる。
そこで程良いサイズ感のグレカーレがやっと登場したわけだ。ボディ骨格はグループ企業のアルファロメオ・ステルヴィオと同じジョルジオプラットフォーム。それだけに走り味も似てるか？ と思いきや予想以上に独特なイタリアンなアルデンテ風味を出しているから凄い。
