外資系の超高級ホテルに1泊400万円を払う「超富裕層」とはどんな人たちなのか?
世界の「ウィズコロナ」に合わせたように、海外の富裕層旅行者の需要を見込み、外資系の超高級ホテルが都内に相次ぎ進出している。4月4日には東京駅前にイタリアの高級ブランド、ブルガリが「ブルガリ ホテル東京」をオープンした。料金は1泊25万円から400万円超である。
今秋にかけてハイアット系列の「ホテル虎ノ門ヒルズ」、アマン系列の「ジャヌ東京」なども開業する。
泊まるだけで、400万円以上払う超富裕層とはどんな人たちだろうか。5月6日、英国でチャールズ国王の戴冠式がウェストミンスター寺院で盛大に挙行された。約200カ国・地域の代表を含む2000人以上が参列、秋篠宮ご夫妻も出席されたが、この出席者たちが世界の超富裕層の一角を示していようか。
欧州には、ノーベル賞作家のサー・カズオ・イシグロ氏が「日の名残り」で描いたような執事の専門学校があり、貴族の館や超高級ホテルなどに就職する。英国王室などの作法を習得し、失礼がないように奉仕する精神も学ぶ。超高級ホテルの貴賓室などでは、超富裕層担当の執事が24時間態勢で奉仕している。