市場規模は1.8兆円! 飲食店や民泊「古民家リノベ」が全国で急増、外国人観光客は地方に関心
古民家をリノベーションして飲食店やレストラン、宿泊施設(民泊)として活用する古民家の需要が全国で急増している。
総務省統計局によると、1950年以降に建てられた木造住宅は156万6200軒、このうち21万1437軒を空き家古民家と推定している(平成25=2013=年住宅・土地統計調査)。古民家の厳格な定義はないが、一般的には建築後50年以上が経過した、クギを使わないなど伝統的な木造建築工法でつくられた住居を指す。こうした古民家が今ビジネスとして全国で動き始めている。
古民家の紹介で全国トップクラスという「田舎暮らし!千葉房総ねっと(株)」(千葉県長生郡)の武田新・取締役が語る。
「首都圏の方だけでなく、海外のお客さんからも問い合わせや紹介が急増し、古民家需要は増える一方です。古民家をリノベーションして喫茶店やレストラン、民泊をやりたいという方、移住したいという方も多いですね」
さらに最近の傾向をこう述べる。
「購入後にユーチューブでセルフビルドを学び、リノベーションした物件を動画で公開する古民家ユーチューバーも増えてきています」