侍Jフィーバーで「大谷工業」は株価2倍に!“WBC銘柄”はまだ買いなのか
WBC1次ラウンドを、4連勝で突破した日本代表の「侍ジャパン」。テレビの視聴率は4試合すべて40%超えという人気ぶりだ。16日にはイタリアを相手に準々決勝が行われる。
このWBC人気に期待しているのが兜町だ。すでに大谷翔平選手と同名である「大谷工業」の株価は、この10日間で2倍になっている。
過去4回のWBCでは、日本が“勝ち進んだ期間”の日経平均株価は、いずれも上昇している。別表は、WBC関連銘柄の株価だ。大谷選手は3日に侍ジャパンに合流し、そこから大谷フィーバーがはじまった。
16日のイタリア戦に勝利すると、侍ジャパンはアメリカに渡り、日本時間の21日に準決勝、22日に決勝が行われる。
はたしてWBC銘柄は、この先、上がるのか。売り時はいつなのか。株式評論家の藤本誠之氏はこう言う。
■狙い目はコーセー
「サッカーワールドカップの時も、関連銘柄が注目されました。あの時は、日本代表が勝ち続けている時は株価が上がり、負けたら下落した。WBC関連銘柄も同じような動きをするのではないか。つまり、負ける直前が株価のピークということです。恐らく、16日の準々決勝は勝利するでしょう。問題は21日の準決勝です。もし、負けると20日がピークとなる可能性が高い。優勝した時も、その直前がピークとなると思います。おもしろいのは、大谷選手がCM出演しているコーセーです。WBC関連銘柄は、大会が終わると関心が薄れるでしょうが、コーセーは、女性がマスクを外し化粧をするようになると需要が増える“ポストコロナ銘柄”であり、“インバウンド銘柄”でもあります」
いずれにしろ短期決戦になる。