侍ジャパン優勝なら日経平均3万円も…株高期待の「WBC関連銘柄」をピックアップ!【表あり】
待ちに待ったイベントが8日に開幕した。6年ぶり開催の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20カ国・地域が参加。東京ドームなどで熱き戦いが繰り広げられる。9日(午後7時~)は日本代表“侍ジャパン”が中国と初戦。低迷気味の日本経済の起爆剤となる?
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WBCが始まると、日本経済は活発化するらしい。
「過去4回の大会では日本代表が活躍する場面で株価が上昇しています。今回も大いに期待できるでしょう」と言うのは三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストだ。
2006年に開催された第1回は、日本が決勝戦でキューバに勝って優勝。試合中継の視聴率は43.4%に達し、日本中が世界一に歓喜。宅森氏によると、日経平均を開幕直前と優勝翌日(翌営業日)で比べたら832円高だった。第2回は同じく1054円高、第3回と第4回は準決勝で敗退したが、敗れるまで株高は続き、それぞれ954円高、111円高を記録している。
侍ジャパンが勝ち続ける限り、株価は好調というわけだ。
■2009年は金メダル授与時に株価最高値を記録
「第2回決勝戦(09年)の日経平均は日本人の熱を感じるような動きでした。対戦相手は韓国で、九回裏に点数を入れられ日本の負けがチラつくと日経平均はガクンと下がりました。ところが延長十回にイチローがタイムリーヒットを放った途端に株価は急上昇し、金メダル授与の場面でこの日の最高値を付けます。景気を刺激する明るい材料だけに市場は大歓迎でした」(宅森昭吉氏)