「すかいらーく」蕎麦屋進出の勝算は? 赤字幅拡大、2期ぶり無配転落…状況は苦しいが
「ガスト」や「バーミヤン」などのファミリーレストランを展開する「すかいらーくホールディングス(HD)が蕎麦屋に進出した。18日に蕎麦チェーン「八郎そば」の1号店を埼玉県白岡市にオープンしたのだ。同社が新業態に参入するのは6年ぶり。その狙いは……。
蕎麦屋といえば、時間のない都心のサラリーマンがひょっと入る立ち食い蕎麦のイメージが強いが、白岡市の交通量の多いロードサイドに出店した「八郎そば」1号店は、ガストであった店舗を利用したこともあり、ゆったりとしたスペースでファミリー層にもうってつけの店だ。メニューも自家製の生蕎麦を使用し、味の決め手となる「だし」には、利尻昆布と本枯節が使われている。まさに本格的な蕎麦屋なのだ。「かつ」「鉄板焼肉」や「肉めし」「かつ丼」など他のメニューも豊富ときている。また、ガストなどで提供しているドリンクバーの代わりに「そば湯バー」を無料提供しているのもうれしい。