どうする住宅ローン? 1月から固定金利が上昇で選択が迫られる
NHKの大河ドラマ「どうする家康」は好評のようです。家康が「どうする?」と選択を迫られる場面が多い内容と伝わります。
選択しなければならないのは家康だけではありません。先週、日銀が開いた金融政策決定会合で金融緩和策の現状維持を決めました。ただ、前回の決定会合で長期金利の変動幅をプラスマイナス0.5%に引き上げたことで金融市場は混乱しました。この先、日銀はどうする? これがひとつのテーマです。
■固定金利は上昇
住宅ローンの利用者も選択を迫られています。メガバンクをはじめとする大手5行は10年固定型の住宅ローンの金利をこの1月から平均で0.24%引き上げました。たとえば三菱UFJ銀行の基準金利は3.70%、三井住友銀行は3.79%となっています。
一方、利用者の7割が選んでいるといわれる変動金利は各行とも据え置きました。こうなると、「固定」か「変動」で大いに迷います。まさに「どうする住宅ローン」です。