いよいよ義務化の太陽光発電設置 実績世界一のギネス企業をご存じ?
一戸建て編(2)
東京都が、2年後の2025年から、原則的に新築住宅への太陽光発電設備の設置を義務化するニュースが話題になっている。マイホームを考えている人は頭に入れておかないといけないが、現状どのくらいの住宅が太陽光発電を設置しているのだろうか。
国土交通省が2020年度に住宅を購入した人たちを対象に実施した調査によると、グラフにあるように、新たに土地を買って注文住宅を建てた人のうち、太陽光発電装置を設置した人は42.5%。
自分の土地で注文住宅を建て替えた人は30.0%だったが、この数字がグーンとアップすることになる。
問題は設置費用だ。太陽光発電設備は1キロワットあたり20万円から30万円程度かかるので、5キロワットなら100万円から150万円も出費が増えることになる。
積水ハウス、大和ハウス工業などの住宅メーカー大手の決算を見ると、注文住宅の1棟単価は4000万円を超えている。そこに、さらに100万~150万円の太陽光発電装置を載せるとなると、一段と負担が重くなる。