逆風のマネックス…エリート女性新社長兼CEOの足を引っ張る“暗号資産バブル”の崩壊
マネックスグループの創業者の松本大氏(59)が社長CEOを退く。後任には共同最高経営責任者の清明祐子氏(45)が就く。6月下旬の株主総会を待って就任する。マネックスグループ初のトップ交代かつ女性社長就任ということで話題を集めている。
清明氏は、2001年に京大経済学部卒業後、三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。三和銀行と東海銀行との合併によるUFJ銀行誕生、そのUFJ銀行と東京三菱銀行との合併による三菱東京UFJ銀行誕生にも遭遇した。
当時の銀行同僚によれば「清明さんは京大で金融分野に数多くの卒業生を輩出した古川顕教授のゼミで学んだエリートです。男まさりで、男女を問わず人望がありました。めちゃくちゃ優秀で突破力もあります。京大生のリクルーターもやっていました」という。
だが、新しいビジネスをやりたいということで投資ファンドに移り、リーマン・ショックでファンドが解散したのに伴い09年にマネックスに移った。転職エージェントの紹介だった。
清明氏はマネックスグループに転職後、松本氏の信頼を得てとんとん拍子に出世し、19年に中核のマネックス証券の社長に抜擢される。ネット証券大手トップに女性が就いたことで話題をさらった。そして、今回のグループ社長兼CEOへと上り詰めたわけだ。