新築一戸建て取得には3つの方法 注文住宅と建売住宅の中間にある「売建住宅」って何?
一戸建て編(1)
新築の一戸建て住宅を取得するには、主に3つの方法がある。
まずひとつは土地を買って、その上に好みの注文住宅を建てる方法。土地・建物を別々に取得するので、手間ヒマがかかり、一番お金がかかる。
2つ目が分譲戸建て。いわゆる建売住宅である。住宅メーカーや不動産会社などが土地を造成、その上に一戸建てを建ててセットで販売する。土地を買って注文住宅を建てるより安く済むが、その分、間取りプランなどが決まっていて、自由度が狭い。
その中間に位置づけられるのが、“売建(うりたて)住宅”というものだ。「建築条件付き土地」ともいわれ、あらかじめ指定された工務店や住宅メーカーなどで新築住宅を建てることが条件になっている土地を購入することがスタートになる。2つ目の建売住宅は建ててから売るのに対して、こちらは土地を売ってから建てるので“売建住宅”といわれているのだ。
■悪質業者がいるので要注意
この売建住宅、どの会社に建築を依頼するのかという選択の余地はなく、土地を扱っている不動産会社などの関連会社などが指定される。建物についても、あらかじめ用意されたプランのなかから選択する規格商品が多く、注文住宅に比べて自由度は低い。その分、予算的には、土地を買って注文住宅を建てるよりは安く済むことが多い。