有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

「セブン&アイHD」祖業のイトーヨーカ堂 かろうじて黒字を確保

公開日: 更新日:

 9、10、11月は食品の値上げが秋の本番を迎えている。

 スーパーなどの店頭価格にも、その影響は及んでいる。仕入れ価格が大きく上がり、上昇分を吸収しきれなくなったからだ。

 空前の値上げラッシュのなか、東北が営業地盤の食品スーパー、ヨークベニマル(福島県郡山市)は、全店舗240店舗で9月5日から12月31日まで、食料品・日用品約600品目を値下げしている。5月31日から8月30日まで第1弾の値下げを実施したが、これが好評だったことから期間を延長した。

 ヨークベニマルは1973年、イトーヨーカ堂と業務提携し、社名を紅丸商事からヨークベニマルに変えた。2006年、セブン&アイ・ホールディングス(HD)の誕生を機に完全子会社になった。

 いまやセブン&アイグループの看板ブランドとなっている「セブンプレミアム」は、ヨークベニマル現会長の大高善興氏の発言がきっかけとなり、プロジェクトがスタートしたというのは有名な話だ。

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