杉村富生
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杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

LNG投資は一段と活発化する 設備の建設に日本企業が大活躍

公開日: 更新日:

 天然ガスはカーボンニュートラル(脱炭素)の切り札といわれている。燃焼時のCO2(二酸化炭素)の排出量は石炭の4割程度に過ぎない。そう、比較的に環境負荷の小さいクリーンエネルギーである。

 それに、産出地が世界各地に点在している。埋蔵量も豊富だ。「良いことずくめじゃないか」。いや、そうでもない。ヨーロッパ諸国はパイプラインを通じ、ロシア産の天然ガス(依存度4~5割)に頼り切っていた。それが“逆風”となっている。

 主因はウクライナ紛争だ。EU(欧州連合)はロシア産の天然ガスの調達を多様化(ロシア産は全廃の方針)、再生エネルギー(風力、太陽光発電など)を拡大する。

 この「つなぎ」として脱原発の旗を降ろし、石炭火力を維持する。ただし、あくまでも「危機対応」措置だろう。

 将来的にはロシア~ドイツ間の天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」を廃止する方針だ。通商的には国交断絶に近い。では、天然ガスはどう手当てするつもりなのだろうか。

 イタリア、フランスなど欧州諸国はみんなそうだが、LNG(液化天然ガス)に切り替えるしかない。天然ガスをマイナス162度まで冷却し、液化させたものがLNGだ。体積は600分の1になる。

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