ブーム終焉?「暗号資産」は“冬の時代”に突入か 3つの暴落原因と今後の見通しを徹底解説
昨年まで高騰していた暗号資産(仮想通貨)は今年に入り暴落。上昇する気配がない。11月には代表的な暗号資産であるビットコインはさらに25%下げ。いよいよ“冬の時代”到来なのか。暴落の要因を振り返り、見通しを探る。
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昨年末には9000種類以上ともいわれる暗号資産の時価総額は2.8兆ドル規模だったが、11月現在、8000億ドルを切っている。ボラティリティー(価格変動幅)が大きい金融資産とはいえ昨年比で3分の1以下になってしまった。レバレッジ取引をして破綻した投資家や塩漬けにしている投資家も少なくないだろう。まずは1年間の暴落原因を見てみよう。
【表注】
◇昨年90ドルあったテラ(LUNA)はピーク時には116ドルだったが、現在は1.7ドル程度と90%以上の下落。
◇ドージコインはイーロン・マスクが最大保有主だといわれている。イーロンや家族の誕生日の前日に買われて値上がりするとも。