大手居酒屋チェーン3年間で1274店舗減の衝撃! ウィズコロナ時代「生き残りの法則」とは
ウィズコロナ時代、どんな居酒屋が生き残るのか──。21日公表された東京商工リサーチの調査結果によると、9月末の大手居酒屋チェーン上場16社の店舗数は5387店だった。
新型コロナウイルス流行前の2019年12月末は6661店。約3年間で1274店(19.1%ダウン)減少した。今年6月末からも111店減っており、退潮傾向が続いている。
東京商工リサーチ情報本部の二木章吉氏が言う。
「1、2年前と比べて居酒屋の客足は戻りつつありますが、多人数での宴会などはあまり行われなくなっています。当社が10月に実施したアンケートでは、忘・新年会を開催しない企業は6割超に上ります。大口客が来ない中、家賃負担が大きい大型店舗を中心に閉店が相次いでいる。この傾向は今後も続くと思われます」
コロナ前から最も店舗数が減少したのは「はなの舞」や「さかなや道場」を運営するチムニーの250店減(738店→488店)。次いで、「土間土間」や「甘太郎」運営のレインズインターナショナル(親会社コロワイド)の245店減(1839店→1594店)。続く「庄や」の大庄は197店減(487店→290店)だ。