モデルルーム見学の落とし穴…必ずメジャー持参を、そしてココに注意するべし!
マンションのモデルルームを見て、「この広さがあれば4人家族のわが家でも大丈夫だろう」と選んだのに、実際に住んでみると狭くて仕方がない──そんな経験を持つマンション購入者が少なくない。なぜか?
マンションのモデルルームは、実際に自分たちが住む部屋そのものではない。通常は、マンションが建設される最寄り駅の近くに場所を借りて、モデルルームとして建設される。多くの場合、建設されるマンションのなかでも、最も広いタイプの例がモデルルームになる。自分たちが購入を考えている専有面積や間取りタイプより広いタイプが多いのだ。
だから、どうしてもモデルルームと現実のギャップが生じ、「こんなはずでは」ということになりかねない。
もうひとつ、モデルルームには独特のだましのテクニックがある。専有面積や天井高などはごまかしようがないが、同じ専有面積や天井高でも、より広く見せ、開放的なイメージを抱かせるような見せ方があるのだ。
そのひとつが、展示するテーブルや椅子などの家具のサイズを小さくし、できるだけ高さの低い家具を選ぶという方法。同じ8畳大のリビングでも、家具のサイズによって広く感じることになる。