重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

モンブランブームが影響か…国産栗の価格が高騰し2016年以来の高値水準に

公開日: 更新日:

 もともとはフランス国境に近いイタリア・ピエモンテ州の家庭菓子だったらしい。空前ともいえる「モンブラン」ブームが続いている。

 都内はじめ全国でモンブラン専門店などの出店が相次ぎ、人気店の前には平日でも行列ができて早々に売り切れとなる現象も。最近では顧客の注文を受けてから目の前で栗クリームをたっぷりとかけて仕上げる店がとりわけ人気。「クリームを盛り付けるパティシエのパフォーマンスとともに楽しめる」などとして話題を集めているようだ。

 そんなブームのあおりを受けたとでもいうべきか、このところ国産栗(和栗)の価格が高騰しているという。農林水産省所管の独立行政法人農畜産業振興機構のまとめによると東京4市場(豊洲、大田、淀橋、豊島)における栗の卸値は1キロ当たり1000円超にまで上昇。主要産地のひとつである熊本県での記録的な不作が原因で価格が急騰した2016年以来の高値水準だ。

 大田市場関係者の話では過去5年間平均の同市場での卸値は10月で「700円程度」というから、4割以上も跳ね上がっていることになる。

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