有森隆
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有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

日本電産(上)大番頭の小部副会長が社長ショートリリーフ 永守会長とは「親分と子分」の関係

公開日: 更新日:

 日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は8月28日に78歳になった。超ワンマン経営者だから、面と向かって誰も何も言わない。「本音で忠告するような危険を冒さない」(日本電産の役員OB)。後継者選びで、またまた失敗した。

 9月2日、社長兼COO(最高執行責任者)の関潤氏(61)が同日付で辞任し、小部博志副会長(73)が翌3日付で社長に就任した。

 オンライン形式で記者会見に臨んだ創業者は、「(関氏に)経営手法を学んでくれと頼んだが、だめだった」「社員よりもっと良いのが外部にいるんだという思い込みがあった」と述べた。

 小部氏については、「営業の大きな案件のすべてを担ってきた大番頭。これまで番頭は表に出るべきではないと固辞されてきたが、創業50周年を前に、最後に(社長を)やってくれとお願いした」と、表舞台に立つに至った裏事情を明らかにした。

 永守氏は複数の後継候補を外部から招いたが、脱落者が相次いでいる。関氏は日産自動車の出身。2020年4月、日本電産の社長に就任した。21年6月、永守氏からCEO職も引き継いだ。3回目のトップ人事であって、「三度目の正直」(永守氏)だった。

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