重道武司
著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

八十二銀行と長野銀行が経営統合へ…成否のカギは店舗の統廃合にあり

公開日: 更新日:

「信州銀行それとも信濃銀行、いやちょっと古典的に科野(しなの)銀行もいいかも」

 地元財界人の間では新銀行名を巡って早くもこんな観測が取り沙汰されているとか。

 長野県を地盤とする八十二銀行(長野市)と長野銀行(松本市)が経営統合することで基本合意した。2023年6月に八十二銀が株式交換で長野銀を完全子会社化したうえ、2年後をメドに合併する。同1月の最終合意を目指す。

 八十二銀は第十九銀行と第六十三銀行の合併で1931年に誕生した。19足す63は82。こうして銀行名は至って単純に決まったとされる。長野県のトップ地銀で、22年3月末の貸出金残高は5兆9740億円。帝国データバンクのメインバンク先調査によると県内シェアは53%で断トツだ。

 一方の長野銀は県内シェア2位(8%)とはいえ、貸出金は6478億円と八十二銀の10分の1ほど。22年3月期のコア業務純益は16億円と同じく20分の1に過ぎず、規模、収益力とも両者の差は懸絶している。しかも6月末でその他有価証券に外債など47億円の含み損を抱えている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    キンプリ脱退であいた“CMの穴”に「なにわ男子」をジャニーズ事務所が猛プッシュ?

    キンプリ脱退であいた“CMの穴”に「なにわ男子」をジャニーズ事務所が猛プッシュ?

  2. 2
    巨人大盤振る舞いのナゼ? 中田翔「年俸倍増3億円・3年契約」への疑問

    巨人大盤振る舞いのナゼ? 中田翔「年俸倍増3億円・3年契約」への疑問

  3. 3
    織田信成モラハラ裁判で浮き彫りに…フィギュアスケート界が抱える「闇」

    織田信成モラハラ裁判で浮き彫りに…フィギュアスケート界が抱える「闇」

  4. 4
    「silent」で話題 夏帆の評価がようやく才能と一致…新井浩文との熱愛など人生すったもんだ

    「silent」で話題 夏帆の評価がようやく才能と一致…新井浩文との熱愛など人生すったもんだ

  5. 5
    第1子妊娠の戸田恵梨香 引退におわせは「コンプラ疲れ」か「家庭優先」か

    第1子妊娠の戸田恵梨香 引退におわせは「コンプラ疲れ」か「家庭優先」か

  1. 6
    敗血症で死去の渡辺徹さん…”献身妻”榊原郁恵との離婚危機報道の真相は?

    敗血症で死去の渡辺徹さん…”献身妻”榊原郁恵との離婚危機報道の真相は?

  2. 7
    日本シリーズ連覇狙う谷原秀人 今季はLIVゴルフで“甘い汁”吸うも…来季は用無しに

    日本シリーズ連覇狙う谷原秀人 今季はLIVゴルフで“甘い汁”吸うも…来季は用無しに

  3. 8
    俳優・渡辺徹さんが死去…妻・榊原郁恵さんとは“酒をめぐる口喧嘩”が交際のきっかけだった

    俳優・渡辺徹さんが死去…妻・榊原郁恵さんとは“酒をめぐる口喧嘩”が交際のきっかけだった

  4. 9
    山川穂高は複数年を拒否、平良は保留……西武「一難去ってまた一難」の憂鬱

    山川穂高は複数年を拒否、平良は保留……西武「一難去ってまた一難」の憂鬱

  5. 10
    広島1位・斉藤優汰 女手ひとつで育った特進クラス1位“超優等生”の伸びしろと弱点

    広島1位・斉藤優汰 女手ひとつで育った特進クラス1位“超優等生”の伸びしろと弱点