デイトレーダーの“プロ”は平均年収1000万円…誰でもなれるが1年後には9割が撤退する
定年後のヒマ潰しに、パソコンとにらめっこしながら株の小口売買をする人が多い。「素人デイトレーダー」と呼ばれるらしいが、儲かるのだろうか? 地味だけど、確実に利益を出し続けている副業デイトレーダーを紹介しよう。
デイトレーダーとは一日に何度も取引を繰り返し、利ザヤを稼ぐ特殊な投資家。とくに学歴や資格も必要ないため、だれでも始められる。なりわいにしてこれ一本で食っているプロや自称プロは「約1000人」といわれるが、実態はだれにもわからない。
とにかく弱肉強食の厳しい世界だ。仮に100人のデイトレーダーが誕生しても7割は数カ月で資金がショートして撤退を余儀なくされる。さらに残った30人のうち20人も1年もたずに離脱するらしい。
デイトレーダーの平均年収は「1000万円」といわれ、それにつられて参入する素人が後を絶たない。しかし、これはごく一部の「億トレーダー」が平均年収を押し上げているにすぎない。よくテレビのドキュメント番組などで取り上げられるが、都心のタワマンに住み、カップラーメンをすすりながら、何台ものパソコンを一日中操作している特殊な人たちだ。彼らは年に何億もの利益を出すそうだが、一般のデイトレーダーには縁のない世界だ。