LAC責任者 小池克典氏(1)廃校の中学校を活用「好きな場所でしたいことをしながら暮らす」

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 沖縄・うるま市に魅せられたのは前回紹介した起業家の関根麗さんだけではない。

 住宅・不動産ポータルサイトの運営などを通して社会課題解決に取り組む「LIFULL」に勤める小池克典氏(38)もそう。彼は「Living Anywhere Commons」(LAC)という、定額支払いで使用できるワークスペースと宿泊施設を提供する部署の事業責任者だ。

■廃校となった中学校を活用

 LACのコンセプトは、あらゆる制約に縛られることなく、好きな場所でしたいことをしながら暮らす生き方を実現するというもの。現在全国に44の拠点があり、その拠点のひとつ「LACうるま」が今年7月にオープンした。うるま市浜比嘉島地区の、廃校となった旧浜中学校を活用し、「HAMACHŪ」として蘇った建物の中にある。

 この名前は浜中学校の愛称だったハマチューを継承し、名称は「HAMA Champuru(チャンプルー) Hub in Uruma」の頭文字を取って命名。島の豊かな暮らしと、さまざまなスキルやネットワークを持つリモートワーカーがチャンプルーしながら(交わりながら)、生き方を模索し合う場になるようにという意味が込められている。

 LACの事業はコロナ前の2019年からスタートしたが、前述のコンセプトは16年ごろから練られていた。

「今でこそリモートワークが認知され、職種や会社によってはどこでも働けるようになりました。でも、16年当時、こんな働き方ができるとは誰も想像しなかったでしょう」と小池さんは振り返る。

 理想の暮らし方を実現するには、議論だけでなく実験が必要だということで、小池さんらは北海道南富良野町の廃校を拠点にして約100人で集団生活をした。それが大成功に終わり、次の実験の場所はどこがいいかとなった時に、北海道とは真逆の沖縄が選ばれた。小池さんはツテを頼って沖縄中の土地を探し浜比嘉島にたどり着く。沖縄の古い文化や景色が残るこの土地に一目ぼれしたという。

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