ロシアのお家芸「偽旗作戦」の謎…チェチェン紛争でも“でっち上げ”疑惑が浮上

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 相手の攻撃をでっち上げて、一方的に反撃する──。これがウクライナ侵攻で盛んにいわれた「偽旗作戦」の簡単な説明だろう。大義名分がないなら、つくってしまう。日本が南満州鉄道の線路を爆破して「中国の仕業」に見せかけたのが柳条湖事件。古典的な手口だが、ロシアは懲りずにやっている。

■スターリン顔負けの強制移住

 プーチン大統領が2月下旬に東部ドンバス地方の独立を承認して「住民保護」名目の戦争を始める少し直前。親ロシア派はロシア側への「住民退避」に着手した。「ウクライナによる虐殺」は見られず、実態はスターリン顔負けの「強制移住」。茶番で100万人以上の人生がもてあそばれた。

 並行してドンバス地方などで謎の砲撃が報告される。気付いた頃には「ロシア世界の救世主」気取りの男が勇ましく開戦を発表。事前に米英がこうした手の内を明かしていたのに、恥ずかしげもなく実行に移した。

 化学兵器を使用して「ウクライナの仕業」にするのではないかとも警戒された。ロシアはよく「大量破壊兵器がなかったのにイラク戦争を起こした」と米国を糾弾するが、どの口が言えたものか。

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