姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。アジア・ビズ・フォーラム主宰。日刊ゲンダイでの連載などをもとに「ポストコロナと中国の世界観」(集広舎)。

米中緊張「恐るるに足らず」の楽観論が出る背景…軍事的緊張関係による冷戦構造が狙いの見方も

公開日: 更新日:

【緊急連載】どうなる中台関係 ペロシ氏訪台の衝撃(中)

 ペロシ米下院議長の台湾訪問を「ついに一線を越えた」と懸念する声がある一方、「恐るるに足らず」と動じない声もある。

 今秋、中国では5年に一度の「共産党大会」が開かれる。第20回に当たる今年の党大会は、習近平国家主席の第3期続投が決まるかどうかの重要会議となるが、「党大会のある年には決まって何かが起こる」のが定説だからだ。

 第18回党大会が開催されたのは2012年11月のことだが、同年9月には中国全土で大規模な反日デモが起こった。

 中国事情に精通する日系コンサル企業の代表は、「仮想敵を誇大に非難して党が権威を示すのは、中国政治の一種のパターン」だとし、「米中は裏でつながっている」と分析する。確かにこんな局面でも、21年の米国の対中貿易額は過去最高だった。

 一方、台湾に目を向けるとどうか。台湾では一般市民が参加しての避難訓練の実施などが日本でも報じられているが、「実は、台湾の人々は戦争が起こるとは本気では思っていない」と、台湾南部在住の彭莉さん(仮名)は話す。彭さんは与党・民進党の熱心な支持者だが、「抗中保台(中国に対抗して台湾を守る)を掲げる民進党でも、実際は『現状維持』の立場。内心は独立させたいが、何が何でも独立だとは考えていません。私には戦争が起こるとも思えないし、軍事訓練もあくまでポーズに過ぎません」。

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