クリミア併合時に脚光浴びた「美人検事長」が異例の反戦

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 ロシアという舞台でさまざまなキャラクターが踊る「プーチン劇場」。主役ばかりに目が行きがちだが、脇役も面白い。脚光を浴びた後、勢いを失った「あの人は今」的な政治家もいる。その一人が、何かとお騒がせなナタリア・ポクロンスカヤだ。

■期待の星がスピリチュアルに

 印象が強い人は、メディアでは最強だ。クリミア半島の親ロシア派「検事長」。日本のインターネット上でアニメのように描かれ、逆輸入されて広告塔になった。われわれが「支持している」と勘違いされたのなら、併合の片棒を担いだことになるのだろうか。

 さて、ウクライナ人がロシア側に付くことは裏切りで、命を狙われかねない。当時、中年男性たちが検察トップの座を固辞する中、引き受けたのが彼女だった。

 クリミア併合と8年後のウクライナ侵攻が「成否」を分けた理由の一つとして、前者は事前にロシア連邦保安局(FSB)の根回しが効いていたことが指摘される。ポクロンスカヤは果敢に手を挙げたというより、協力者として見いだされていたのかもしれない。併合が強行された2014年3月18日は、34歳の誕生日だった。

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