首都高地下化工事は3200億円では済まない…五輪後「土地バブル」の大誤算

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「日本橋川に空を取り戻す会」を2006年に立ち上げたのは当時の小泉純一郎首相だった。そこから16年、いま日本橋の上を走る首都高都心環状線の地下化工事が進んでいる。工事は神田橋ジャンクション─江戸橋ジャンクション間の約1.1キロの区間だ。

 日本橋川の上を通る首都高速道路は1964年の東京オリンピック開催に合わせ、東京の交通渋滞緩和のため、前年の63年に開通した。現在1日当たり約10万台の自動車が走行し、すでに開通から60年近く経ち老朽化でひび割れ、亀裂が目立ってきているのだ。

 首都高地下化の開発計画は何度も浮上しては消えかけた。「日本橋川に空を取り戻す会」が試算した、工事区間1.1キロに5000億円規模という膨大な事業費に東京都議や国会議員の反対が相次いだのだ。

 実現にこぎつけたのは、民間企業による東京再開発が動き出し、16年に日本橋、八重洲周辺が国家戦略特区のプロジェクト地区に指定されてからだ。そして5000億円の事業費が3200億円にまで大幅に圧縮されたことで、いよいよ首都高速の地下化工事が実現に動き出したのだった。

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