有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

尼崎市USBメモリー紛失問題 大炎上した情報サービス会社「BIPROGY」の正体

公開日: 更新日:

 兵庫県尼崎市の全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失したスキャンダルで、市から業務委託された情報サービス会社BIPROGY(ビプロジー)が大炎上している。

■4月に日本ユニシスから社名変更したばかり

 ビプロジーは聞き慣れない社名だと首をかしげる向きがほとんどだったろうが、4月1日に日本ユニシスから社名変更したばかりの会社だ。新しい会社は発足ほやほやでの醜聞となった。

 社名のBIPROGYは光が屈折・反射したときに見える7色(青、藍、紫、赤、橙、緑、黄)の英語の頭文字をとった造語。「さまざまなビジネスパートナーや多種多様な人々がもつ光彩を掛け合わせ、混沌とした社会の中で新たな道を照らし出す」といった意味を込めた。

 今回の“事件”は7色の光が乱反射したようだ。

 これまでの尼崎市などの説明によると、ビプロジー関西支社が市から新型コロナウイルスの給付金支給業務を受託し、別の会社に再委託していた。再委託された会社が下請けに丸投げし、その社員が、市の許可を得ずに全市民の個人情報が入ったデータをUSBに複製して持ち出していた。あろうことか、6月21日、大阪府吹田市の居酒屋で約3時間飲酒。酔って記憶をなくして路上に眠り込み、22日未明にUSBが入ったかばんの紛失に気付いた。かばんは24日に居酒屋から少し離れた吹田市のマンションの敷地内で見つかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    インド15歳少女の“愛の証”に世界が衝撃…HIV感染の「恋人の血液」を自ら注射!

    インド15歳少女の“愛の証”に世界が衝撃…HIV感染の「恋人の血液」を自ら注射!

  2. 2
    夏ドラマ“爆死”のワケは「イントロが長い」から? TBS日曜劇場まで視聴率1ケタ台

    夏ドラマ“爆死”のワケは「イントロが長い」から? TBS日曜劇場まで視聴率1ケタ台

  3. 3
    大阪桐蔭は高校野球では無敵なのに…森友哉世代以降のOBがプロでパッとしない謎解き

    大阪桐蔭は高校野球では無敵なのに…森友哉世代以降のOBがプロでパッとしない謎解き

  4. 4
    森元首相が内閣改造人事で“黒幕”気取り 岸田首相への「お願いがその通りに」と大放言!

    森元首相が内閣改造人事で“黒幕”気取り 岸田首相への「お願いがその通りに」と大放言!

  5. 5
    五輪卓球金・伊藤美誠に何が? 国内3大会連続敗戦のウラ側と五輪選考めぐるゴタゴタ

    五輪卓球金・伊藤美誠に何が? 国内3大会連続敗戦のウラ側と五輪選考めぐるゴタゴタ

  1. 6
    松山英樹「LIVに興味はある」と発言…カネで魂売ればイメージダウンは必至

    松山英樹「LIVに興味はある」と発言…カネで魂売ればイメージダウンは必至

  2. 7
    大谷初の規定投球回クリアに…正捕手スタッシの「拙守と弱肩」という意外な泣きどころ

    大谷初の規定投球回クリアに…正捕手スタッシの「拙守と弱肩」という意外な泣きどころ

  3. 8
    これが女子プロ“バブル”の現実 2年目の西郷真央はすでに大卒女性「生涯賃金2.6億円」超え

    これが女子プロ“バブル”の現実 2年目の西郷真央はすでに大卒女性「生涯賃金2.6億円」超え

  4. 9
    降板を告げられた直後に「勝負せんか!」と一喝…権藤監督が何度も怒った理由

    降板を告げられた直後に「勝負せんか!」と一喝…権藤監督が何度も怒った理由

  5. 10
    血管年齢の「老化」と認知症につながる「糖化」を防ぐ食べ方のコツ

    血管年齢の「老化」と認知症につながる「糖化」を防ぐ食べ方のコツ