杉村富生
著者のコラム一覧
杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

世界中で始まった“バブル崩壊”…1980年代前半の悪夢が再来か

公開日: 更新日:

 バブル崩壊の足音が聞こえる。いや、すでに、バブル崩壊は始まっている。実態のないミーム株、仮想通貨の暴落、箱物上場と称されたSPAC市場の壊滅的な状況が好例だろう。

 FRBはコロナショックに対応、猛烈な流動性の供給を行った。この結果、FRBの総資産は9兆ドルに膨らんだ。アメリカのGDP(23兆ドル)の2割程度(4.6兆ドル)が妥当といわれる水準を大きく超えている。

 いわゆる、過剰流動性の創出である。このため、株価は暴騰(NYダウは1月5日に3万6952ドルの高値を示現)、住宅価格、前出の「アダ花」的な商品の急騰劇を演出した。しかし、流れは変わりつつある。

 元凶はインフレだ。CPI(消費者物価指数)上昇率は3月が8.5%、4月が8.3%、5月が8.6%と異常値(FRBの目標値は2%)となっている。

 FRBはインフレ抑制のため、利上げを続けている。3月に0.25%、5月に0.5%、6月に0.75%の利上げを強行、7月に0.5~0.75%、9月に0.5%程度の利上げを行う見通しという。

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