シャープ「社内公用語を英語に」ブチ上げに賛否飛び交う…そして首切りに怯えるバブル世代

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 大手家電メーカー「シャープ」が社内公用語を1年以内に「英語」にする──との報道が注目を集めている。同社の呉柏勲社長兼最高経営責任者(CEO)は23日の株主総会後の経営説明会で、「社内公用語を1年後に英語にする」と公表したからだ。

 シャープ親会社の「鴻海精密工業」(台湾)出身の呉氏は、4月にシャープCEOに就任。「日本中心のブランドから世界のシャープに成長したい」と意気込みを語ったという。このニュースが報じられると、ネット上では〈もはや大企業は英語の公用語が当たり前の時代なのか〉〈日本語は世界で通用しないのか〉〈やっとか。遅いよシャープ〉……などと賛否両論の意見が飛び交う展開となった。

 ただ、以前とは異なり、今や英語翻訳の機能は飛躍的に向上。最近は英語以外の言語でも、AI(人工知能)技術の発展により、専用端末を使った“会話”が可能になった。それなのになぜ、英語の公用語にこだわるのか。すでに社内の公用語を「英語」に切り替えた経験がある大手サービス企業の社員がこう言う。

「はっきり言えば、今回の狙いはバブル世代、つまり50代以上の社員のクビ切りの理由を見つけるためでしょうね。『1年で仕事に問題がでないレベルの英会話を取得する』のは現実的に無理ですから。部署にもよりますが、今さら英語のための勉強時間なんて、ほとんどの社員は取れないでしょう。うちも古参の社員ほど、『俺は中学生までは英語は得意だったんだ』なんて言い訳していますが、よくよく見ていると社内資料を一生懸命、グーグル翻訳している。会社にとって、社内の英語公用語についていけない=正当な解雇事由、という図式になりつつあるのです」

 かつてディスコで深夜まで踊っていた時間を英語学習に充てていたら……そう考える中年サラリーマンが増えそうだ。

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