プーチン大統領もホンネは迷惑? 犬の“プレゼント攻め”でやむにやまれず「多頭飼い」
いくら犬好きでも、何匹も飼いたいと思うかは別問題だろう。1匹でも大切にする愛犬家はいるし、多頭飼育崩壊はもはや愛犬家とは言えない。「ファーストドッグ」と約14年間連れ添ったロシアのプーチン大統領は、前者に属するのではないだろうか。今や孤立する指導者はこれまで、歓心を買いたい各方面から犬のプレゼント攻めにも遭ってきた。
■ペットも女系家族
有名な1匹目は、プーチンを愛犬家たらしめた黒毛のラブラドルレトリバー「コニー」。大統領就任の2000年、ウクライナ侵攻のキーマンであるショイグ非常事態相(現国防相)が贈った救助犬だった。
2匹目は、10年に訪問したブルガリアで贈呈された同国原産のカラカハンドッグ「バッフィー」。ふかふかの子犬を抱き上げてリーダーがキスする場面が話題となった。
そして3匹目が、日本から震災の被災地支援のお返しとして12年7月に託された秋田犬「ゆめ」(4月24日生まれ)。1歳の誕生日を前にした13年春、大雪が降った大統領公邸の庭でバッフィーと共に飼い主と戯れる写真が公開された。翌年天国に召される高齢のコニーは、暖かい場所で休んでいたのだろうか。3匹とも雌で、人間も犬も一家は女系だ。