日産自動車(上)営業利益3期ぶりに黒字化 不安視された内田社長への評価にも変化

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 日産自動車が復活しつつある。2021年度の営業利益が2473億円と3期ぶりに黒字に転じ、最終利益も2155億円の黒字となり、2期ぶりに復配することになった。

 期初の計画では売上高が9兆1000億円で、営業利益がゼロ、最終損益が600億円の赤字だったが、売上高は6755億円も下回ったものの、利益面では大幅に改善したのだ。

「半期ごとにわれわれが掲げた目標に対して着実に達成できている。厳しい外部環境の中、販売の質の向上や固定費の適正化を進めたことが、今回の数字の結果に表れた」と内田誠社長は総括。その表情は安堵感に包まれていた。

■想定以上の業績を上げ復配も

 内田社長は19年12月に急きょ、日産の舵取りを任されたが、43%の日産株を持つルノーの意向が強かった。それだけに、その経営手腕に当初、疑問符がついていた。しかも、発表した構造改革は現実を直視できていない、などと評判は散々で、「内田社長体制である限り、日産の再生はない」という声も社内で聞かれた。

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