有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

「3冠」逃した伊藤忠商事は巻き返しに必死…岡藤会長の“長期政権”が確定か?

公開日: 更新日:

 総合商社7社の22年3月決算は、資源価格の高騰の恩恵を受け、7社とも純利益が過去最高となった。

 三菱商事(中西勝也社長・61)の連結最終利益は、前期比5.4倍の9375億円。商事が三井物産(堀健一社長・60)の9147億円(前期比2.7倍)、伊藤忠商事(石井敬太社長・61)の8202億円(同2.0倍)を抑え、2年ぶりにトップに返り咲いた。

 総合商社業界の過去最高益は、三菱商事の5907億円(19年3月期)。上位3社がこれを大幅に上回った。三菱商事、三井物産の2Mの純利益は初めて9000億円の大台に乗り、“資源バブル”を謳歌した。

 実は、三菱商事は最終利益1兆円に肉薄するペースたったが、一過性損失として1231億円を敢えて計上したため届かなかった。25年3月期までの中期経営戦略を立案しており、この中経が始まる前に、「懸念される損失はできる限り前倒しした」と説明している。

 最終利益、3月末の時価総額&株価の「3冠」を明け渡した伊藤忠商事は、どう巻き返すのか?

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