真保紀一郎
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真保紀一郎経済ジャーナリスト

SANKO MARKETING FOODS(上) コロナ禍が直撃!大箱居酒屋の大量閉店を選ぶ

公開日: 更新日:

 コロナ禍も収束に向かい、ようやく日常生活が戻ってきた。しかしコロナ前の常態にはなかなか戻れない。居酒屋業界もそのひとつだ。

 夜の繁華街を歩くとそれなりに人が戻ってきているように見えるが、今でも大人数の宴会や2次会需要などは戻っていないため、厳しい状態が続いている。

 そこで居酒屋チェーンの多くが業態転換を図っている。例えば最大手のワタミは、100店以上の居酒屋を焼き肉屋に転換した。

 一方、業態転換ではなく大量閉店という手段を選んだのが「SANKO MARKETING FOODS」(旧三光マーケティングフーズ、昨年10月に社名変更)だ。

 SANKOはかつて「金の蔵」や「月の雫」「東方見聞録」といった居酒屋を展開、最盛期には直営店だけで首都圏を中心に300店近くの店舗網を誇った。ところが今年3月末の店舗数は50店以下と6分の1に減少した。

 中でも東京・新宿は、かつて100~300席の大箱居酒屋を40店舗展開する、SANKOにとって最重点地区だった。歌舞伎町の飲食店ビルには数多くのSANKO直営の居酒屋が入り、ピーク時には1万席の収容能力を誇った。ところが、今では新宿にSANKOの居酒屋はひとつもない。完全撤退に追い込まれたのだ。

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