杉村富生
著者のコラム一覧
杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

国際マネー「アメリカ一極集中」の終焉 これから始まる日本株の見直しに期待

公開日: 更新日:

 ジャパン・アズ・ナンバーワン(21世紀は日本の時代)といわれたのは1980年代後半のこと。日本列島が光り輝いていたころである。まあ、バブルだったが……。

 日経平均株価は1989年末に3万8915円の史上最高値をつけ、東証の時価総額は600兆円に膨らんだ。ちなみに、89年末のNYダウは2753ドル、時価総額は400兆円にすぎなかった。それが現在はどうか。

 NYダウは今年1月5日に3万6952ドルまで駆け上がり、時価総額は5000兆円を超えた。一方、日経平均株価は30年を経て、いまだに史上最高値を抜けずにいる。情けない話じゃないか。

 なぜ、こんなに差(明暗)がついてしまったのだろうか。筆者は89年11月のベルリンの壁の崩壊(東西冷戦構造の終焉)にあった、と考えている。

 東西冷戦構造の終焉とともに、ロシア、中国、ベトナム、東欧諸国などが低賃金を武器に資本主義陣営に殴り込みをかけ、大競争時代に突入した。同時に、役目を終えた日本叩き(バッシング、パッシング、ナッシング)が始まった時期と重なる。

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