マンション価値上昇でも23区内を諦めない 東京メトロ南北線「志茂」が“穴場”のワケ
マンション価格の上昇が止まらない。4月の東京都区部の中古マンションの成約単価は、1平方メートル当たり99.73万円と前年比11.7%上昇。24カ月連続で前年同月を上回っている(東日本レインズ2022年4月度「月例速報 Market Watchサマリーレポート」から)。
「世界的に金融引き締めが行われる中、日本だけは金融緩和を継続していることもあり不動産価格の高止まりは続いています。ただこれ以上金利が下がらない中で、住宅ローン金利は少しずつですが上昇してきており、これまでとは様相の変化が見られます。給料が上がらない中、モノの値段が高くなっている状況が購入者の心理にどう影響するのか。これからインフレにどう対応していくのか。この辺りが、今後の価格に大きく作用してくると思われます」(不動産アナリスト・長谷川高氏)
マンション価格の高騰が続くのは東京都心だけではない。同レポートによると、多摩の成約単価は前年比20.6%、横浜・川崎市で同16.6%、埼玉県で同12.9%、千葉県で同9.8%と上昇し、だいたい14~23カ月連続で前年同月を上回っている。