丸三証券×いちよし証券 乱高下する株式市場「中堅の証券会社」を比較
ロシアによるウクライナ侵攻などで、株式市場は荒れ模様です。米金利上昇やインフレ、中国・上海のロックダウン……。こうした株価を左右する動きに市場関係者は敏感です。
今回は証券業界の中堅として知られる「丸三証券」と「いちよし証券」の社員待遇を比較してみます。
丸三証券の営業開始は1910(明治43)年に遡ります。当時は多田岩吉商店でした。対面営業を主体にしていましたが、現在はオンラインにも力を入れています。投信の販売に定評がある独立系の中堅です。
いちよし証券は1944(昭和19)年に大阪市東区(現・中央区)に設立された三栄証券がルーツ。個人営業が主体で、中堅企業などの新規公開企業の発掘にも注力しています。調査力への評価が高い中堅です。
業績はどうでしょうか。2022年3月期(連結)で比較してみます。営業収益(売上高に相当)は丸三証券が187億円、いちよし証券が196億円。営業利益は32億円と33億円、純利益は28億円と25億円です。