金価格が史上最高値圏! ETFでの投資なら利益は非課税になる
金価格の上昇が再び注目を集めている。田中貴金属によると、金の小売価格は4月20日に8969円に達し、最高値を更新した。その後、5月12日時点では8547円と5%ほど戻しているが、最高値圏であることに変わりない。金価格はドル建ての取引が中心であるため、このところの円安が円建ての価格を押し上げている面もあるが、ウクライナ情勢やインフレなどにより、世界的に金が買われているのは事実だ。
気になるのは、今後も上昇が続くかどうか。
ピクテ投信投資顧問によると、米国の利上げ局面では金価格が上昇しやすいという。同社によると、過去30年の間に米国の利上げ開始日は①1994年2月4日②99年6月30日③2004年6月30日④15年12月16日の4回あった。
この利上げ開始日を基点として、その後の金価格(ドル建て)の平均騰落率を調べたところ、6カ月後に約10%、2年後に約20%上昇したという。今回の利上げは3月に始まった。過去のデータからすると、ここを基点にして金価格の上昇が期待できるかもしれないというわけだ。