“ポスト黒田”に雨宮正佳副総裁が昇格か? 金融界に妥当論「次は生え抜きが自然」

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財界通(以下=財) 大型連休中に米国が政策金利を0.5%引き上げ、株価や円相場が乱高下した。予想通りの利上げなのに、何かの「催促」か?

官界通(同=官) 鋭いな。いくら円安になっても、黒田東彦・日銀総裁(77)は「円安にもプラスがある」として、自国通貨の価値の下落を放置している。任期は来年4月8日までだが、海外投資家から「もう辞めたらどうですか」と促された形だ。

政界通(同=政) その感覚は正しい。コロナ禍による物流の停滞に加え、ロシアのウクライナ侵攻で資源価格が高騰し、ガソリンや食料品など多くの生活品が値上がりしている。中小企業もコスト高で青息吐息だ。なのに、何もしない、何もできない中央銀行総裁は要らない。

 円安を放置すれば、参議院選がある夏休み前に庶民感情が爆発するぞ。

 でも、永田町では「ポスト黒田」の話は、なかなか出てこない。

 それは、政界の関心が参議院選へ向いているからで、金融界では話題になる。雨宮正佳・副総裁(66)の昇格が妥当、との声が多いね。

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